僕らの葉達

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【スーパーマーケットについて】セルフレジ付きショッピングカートについて

イトーヨーカドーやトライアル、ライフコーポレーション等、色々なスーパーで導入されているセルフレジ付きショッピングカート。

 

今日はそれについて話そうと思います。

 

買い物カートにタブレットが付いていて、客は商品をタブレットについているハンドスキャナで商品をスキャンし、専用の会計機で支払いを済ますことが出来ます。

 

商品を選びながらスキャンが出来るので、レジでの待ち時間が圧倒的に少ないです。セルフレジよりも少なくなります。客は待ち時間が減り、店側も客裁きが早くなるので一見win-winのシステムですが、店側には大きな欠点があります。それは・・・

 

万引きが多くなることです。

10品買い物カートに入れているが、実は9品しかスキャンしておらず、9品分の商品代しか支払わずに退店する・・・と言った事です。

 

通常のレジでは従業員が商品のスキャンをするのでこの事象は起こり得ないし、セルフレジではトラブルが起きた時に対応する為の従業員が監視してます。(それに、セルフレジには監視カメラが付いています。)

 

イトーヨーカドーは支払専用レジの所にゲートが設置されていて、従業員に精算レシートを渡して、従業員が点数を数えた上でレシートをゲートにかざしています。(これをせずに無理に通ろうとすると、ゲートでエラー音が鳴ります)

 

ルフレジ付きショッピングカートが導入されているスーパーでは、イトーヨーカドーが一番厳重な監視体制を敷いていますが、ゲートの設置が無いスーパーが殆どです。また、支払後に客のレシートと購入点数を確認している所も殆どありません。(客からのクレームに繋がる恐れから)

 

コロナによる従業員との接触の機会を減らす取り組みと、新たな買い物体験の創造から拡大しているセルフレジ付きショッピングカートですが、現場の運用と犯罪防止策が追い着いていません。

しかし、あまりにも万引きが多く、かつ抑止策が少ないのは業界全体で課題になっています。近い内、このカートが導入されているスーパーにはゲートが設置されることでしょう。